螢雪寮は韮崎市名誉市民である大村智博士が幼少期から山梨大学を卒業するまで過ごした生家です。主屋は明治初期につくられ、明治40年頃に現代の規模となり、土蔵は大正5年頃に建てられました。地域を代表する養蚕農家の伝統を受け継ぐ建物としての価値が認められ、令和2年4月3日に韮崎市では初めて国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。
その後、大村智博士から大村家住宅が市に寄附されたことを受け、建築当時の状態を残しつつ、後世へ継承・保存していくため、文化庁の助言を受け解体修理・復元を進め、令和3年4月からセミナー・ワークショップや地域の集いの場などで利用ができる施設としてオープンしました。ノーベル生理学・医学賞を受賞するという郷土の偉人を生み出した「螢雪寮」で、様々な学びや交流などの人材育成の場としてご活用ください。
主屋
大村博士が幼少期を過ごした当時を再現した囲炉裏のある板間と畳の間が懐かしい部屋です。 現在は美術館主催のワークショップをはじめ、コンサート、読書会や各種趣味の教室や発表会など、学びや交流の場として様々な用途でお使いいただけます。
また、観覧時間中は土間から中を見学でき、当時使用していた貴重な資料の展示もありますのでお楽しみください。
ミーティングルームぜんぽう
主屋隣の土蔵1階にある落ちついた部屋です。 備え付けの椅子とテーブルがございます。キッチンが併設されておりますので、仲間との食事会などにもご利用いただけます。
創新苑・創新門
螢雪寮周辺は「古き良きものを学び、理解し、これからの未来に合わせて活かしていく」という意味を持つ「復古創新」から庭園を「創新苑」、庭園内にある門を「創新門」とそれぞれ大村博士によって命名されました。
季節ごとに表情を変える山景と草花が創り出す風光明媚な風景をお楽しみください。
螢雪寮(主屋)と創新苑の観覧について
観覧時間
10:00−17:00
休苑日
水曜日(水曜日が祝日の場合は開苑、翌日休苑)
1月1日
観覧料
無料
螢雪寮は土間から内部を観覧頂けます
※螢雪寮の利用中は観覧頂けない場合がございます
螢雪寮の利用について
利用時間
9:00−17:00
利用料
営利又は宣伝を 目的としない |
区分 | 4時間まで | 4時間超過 |
---|---|---|---|
韮崎市民 | 500円 | 1,000円 | |
市民以外 | 1,500円 | 3,000円 |
*市内の小学校・中学校・高等学校の児童又は生徒が教育課程に基づく教育活動として利用する場合などは免除
営利又は宣伝を 目的とする |
区分 | 4時間まで | 4時間超過 |
---|---|---|---|
韮崎市民 | 1,500円 | 3,000円 | |
市民以外 | 4,500円 | 9,000円 |
プロジェクター、スクリーン、長机、座敷椅子、座布団、冷蔵庫、食器、ホワイトボード、ワイヤレスマイクスピーカー、湯沸かしポット、やかん、電子レンジ(ぜんぽう)、冷暖房完備
- 利用予約はお電話または美術館窓口で受付けております。
- 利用の当日は、美術館受付で利用申込書のご記入と利用料金のお支払いをお願いいたします。 利用申込書は下記様式にて事前にご記入頂き 、当日ご提出頂くことも可能です。
>>利用申込書(PDF 104KB) - 利用前に施設等の見学をご希望の方は、お電話でお問い合わせ下さい。
- 騒音など近隣への迷惑行為や利用施設等を損傷する恐れがある場合は直ちに利用を中止させていただきます。
アクセス
お問い合わせ
施設利用・管理運営について
韮崎大村美術館 TEL 0551-23-7775
登録有形文化財に関すること
韮崎市役所教育課文化財担当 TEL 0551-22-1111 (内線269)