概要
韮崎大村美術館は、韮崎市出身の大村智博士が長年に渡って収集してきたコレクションをもとに2007年に開館しました。大村博士は、「優れた美術品は個人で楽しむものでなく、人類全ての共有財産である」との思いから建設に至り、翌2008年、故郷のさらなる芸術・文化振興のために活用されることを目的として韮崎市に寄贈されました。コレクションは、日本近代以降に活躍した女性作家による作品、日本近代の洋画家・鈴木信太郎作品、日本の民藝運動を伝える陶磁器作品を軸に据え、さまざまな角度から捉えた企画展、また各種イベントを開催し、広く皆様に親しんで頂ける美術館として活動の充実に努めております。
沿革
2007年10月27日 | 大村智氏の私設美術館として開館 | |
2008年10月1日 | 韮崎市立韮崎大村美術館として管理運営を開始 女子美術大学との美術品等の協力協定締結 |
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2011年9月3日 | 韮崎市民交流センター内にサテライトスペース(無料)を開設 | |
2013年6月30日 | 開館5周年を記念し、館長胸像除幕式を実施 | |
2014年10月4日 | 市制施行60周年記念・森田元子展オープニングセレモニーを開催 | |
11月7日 | 女子美術大学との連携協働に関する協定を締結 | |
2015年10月6日 | 大村智館長のノーベル賞受賞を記念し、特別観覧期間として8日間の無料開放を実施 | |
2016年4月2日 | 入館者10万人記念セレモニーを開催 | |
2017年9月9日 | 開館10周年記念セレモニーを開催 | |
2018年3月31日 | 幸福の小径へ野外彫刻設置(まちなか美術館事業) | |
2021年2月 | 韮崎市内商店街へ収蔵作品の複製画を展示(まちなか美術館事業) | |
2022年 | 開館 15 周年記念セレモニー ・企画展を開催 韮崎大村記念公園開苑(創新苑) |
建物概要
美術館
構造 | 鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造 2階建 | |
敷地面積 | 2,626.89㎡ | |
建築面積 | 442.12㎡ | |
延床面積1階 | 376.07㎡ | |
2階 | 133.44㎡ | |
計 | 509.51㎡ | |
1階展示室1・2 | 172.00㎡ | |
大村智記念室 | 59.50㎡ | |
2階展示室3 | 36.40㎡ | |
展望室 | 57.77㎡ |
収蔵庫
構造 | 鉄筋コンクリート造 | |
敷地面積 | 4,084.40㎡ | |
建築面積 | 197.60㎡ | |
延床面積 | 185.00㎡ |
美術館及び周辺マップ
ロゴマーク

作者の言葉
韮崎の大村美術館のエンブレム、どんなのがよいのだろうか、デザイナーではない絵描きの私は悩みました。
化学に疎い私にふと浮かんだのは、中学の理科の授業で先生が黒板に「オームの法則」とΩを書いた時のこと、初めて眼にしたその不思議な形に私はとても魅せられたのです。
大村先生は日本が世界に誇る化学者です。この何とも言えない優しさと品格、そして限りない英知を感じる表象こそ正に大村先生にふさわしいと思いました。それでΩ(おーむ)にRAを加えてオオムラとし、大村美術館のエンブレムといたしました。
小杉 小二郎(こすぎ こじろう)
1944年、東京都生まれ。日本大学芸術学部工業デザイン科卒業。中川一政に師事。渡仏し、グラン・ド・シュミエール研究所入学。サロン・ドートンヌ出品、フランス文化庁買上。サロン・ボザール展受賞。東京セントラル美術館油絵大賞展佳作受賞。日本青年画家展優秀賞受賞。損保ジャパン東郷青児美術館大賞受賞。
