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企画展「生誕120年 森田元子展―彩・線・形―」


イベント詳細

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昭和の洋画壇で活躍した森田元子(1903-1969)の生誕120年を記念する企画展を開催します。

森田は、昭和初期から戦中、戦後に至るまさに日本が激動であった時代に活動した女性画家の一人です。1922年、洋画家・岡田三郎助に師事し、女子美術学校(現・女子美術大学)へ編入学。卒業後はフランスへ留学し、西欧絵画の歴史と技法を学びました。帰国後は、官展(現・日展)や光風会展を中心に出品を重ね、着実に評価を確立していきます。また、戦後は日展初の女性審査員、女子美術大学の教授を務めながら、新聞や雑誌、小説などの挿絵も手掛け、各方面で多彩な活動を続けました。

戦争により作品の多くは失われてしまいましたが、残されたものをみてみると、一貫して室内の椅子に坐る女性像を描いています。しかしその変遷は独創的なもので、初めは近代的なしつらえの空間に色鮮やかな衣服を着た女性の姿を描いていましたが、徐々に暗く重厚な色遣いと線による人物像へと展開し、最晩年は力強い朱色を用いたさらに造形的な世界へと広がりを見せました。

坐る女性像を見つめ続けて、森田が描こうとしていたものは何だったのか―。生誕120年を記念した本展では、所蔵品の中から精選し、改めて森田元子の作品の魅力に迫ります。

 

開催期間:2023年9月2日(土)~11月26日(日)
休 館 日:水曜日

 

会期中の展示作品リスト(827KB)

 

<関連イベント>
■「学芸員によるギャラリートーク」
①9月30日(土) ②10月28日(土)
各回14:00~14:30
申込不要/参加無料(要入館料)

 

■「ミュージアムコンサート~チェロとハープの調べ~」
出演:川手由紀氏(チェロ) 鍋谷純子氏(ハープ)
9月10日(日)開演14:00(開場・受付13:30)
会場:螢雪寮/定員約30名/入場無料
要申込:8月1日(火)10:00よりお電話で受付けます。
曲目:ふるさと 他10曲程度予定(公演時間45分)
※詳細はHP、チラシなどでお知らせします。